参観にあたってお願い
明日から参観、面談週間ということで、
子どものお仕事を見る側の大人が
どこをポイントに、どのように見て頂きたいか、
というのを少し書かせて下さい。
(これでリズム参観とかだったらどうしよう…笑)
・「何をしているか」よりも「どのように取り組んでいるか」
それぞれのお子さんが、どんな様子で、どんな表情で、どんな手つきや目つきでそれぞれのお仕事に取り組んでいるか、を見て頂けると嬉しいです。
何の活動を選ぶかは、子どもの自由です。
(もっとこういうことをしてほしいのに)
と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはお子さま自身がその活動にちょうどいい成長に達したときに選ぶので、大人はそれを楽しみに待ち、今している活動を楽しむお子さまの存在をまるごと、受け入れて頂けたらと思います。
・写真を撮ることに集中しすぎず、ご自分の目で
きりん組さんは特に、卒園アルバムの関係で写真を多く撮るかと思いますが、できれば写真はご自分のお子さま数枚にとどめて後でデータを持ち寄り、あとはご自身の目でしっかり見ていただけると幸いです。
・お子さまの集中を妨げない
「どのようにお仕事に取り組んでいるか」にもつながりますが、
子どもは自分の選んだ活動に没頭、集中することで初めて「よりよい人格を形成する」ことができます。
でも子どもの集中は、ちょっとしたことで壊れやすいものです。大人から見られている、という自意識も集中を途切れさせる原因になりえます。写真を控えてほしいというのも、お子さまの集中を尊重して頂きたいという思いからです。
モンテッソーリの先生になる訓練は子どもの観察から始まりますが、
「見ていることを感じさせないよう、壁になれ」
ということを何度も強調して言われました。
子どもと環境の橋渡し(道具の使い方や活動の順序を伝えること)をしたあとは、子どもの集中を妨げない大人が、いいモンテッソーリの先生の条件のひとつです。
あんなに大勢で見ていて壁になれというのはむずかしいかもしれませんが(苦笑)、私語はできるだけ慎み、お子さまの活動を尊重しようという思いでご覧頂けたらと思います。
直前過ぎる(汗)うえにお願いばかりで申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。
O(元K先生)