お餅つき
すでに10日ほど経ってしまいましたが、毎年新年の恒例、お餅つきが行なわました。
お天気にも恵まれた、暖かな土曜日。
係りを引き受けてくださったご家庭は一足先に登園し準備に取り掛かって下さいました。
いつもの門を開けると、子どもたちの目にまず飛び込んでくるのは
薪を燃やしている火や煙、もち米を蒸す湯気と香り。
園庭にすすむと、お父さん方と先生が杵と臼でお餅をついておられる姿が。
(皆様、筋肉痛は覚悟のうえ、子どもたちのためにと、代わり代わりつきつづけて下さいます)
いつもとは違う「こどものいえ」に迎えられ、目をキョロキョロ、いろんな反応を見せてくれる子どもたち。
五感がフル稼働しているように見え、こういう時の記憶は、きっと体に刻まれていくんだろうなぁと思いながら、一緒になってドキドキしたり嬉しくなったり。
こんな思いができるのもまた、親をさせてもらっている中での貴重な経験やなぁ。
室内でも、つきたてほやほやのお餅を受け取る準備が着々となされ、自然と出来上がったチームワークのよさで手際よく、三色の出来たてお餅がパック詰めされていきました。
豚汁の具材は前日に数人で、子どもも食べやすい大きさに切り、煮込まれ、お鍋いっぱいに湯気をたてて。
前半のご家族が登園され、いよいよ活気づいた室内。
お椀を持って、豚汁をもらいに来て、ほとんどの子が、自分の席まで自分で慎重に運ぶ。
あかねで身についた力をさりげなく発揮する子どもたち。
そして、満員の室内、万が一のためにと手を添えることはあっても、あくまでも子どものサポートに徹されるお母様にお父様がた。
こうした環境を作ってもらいながら、幼児期を過ごすことができるのは幸せやろうなと、新年から素敵な思いを分けて頂きました^_^
「柔らか〜いっ!」
「甘くておいしい」
「みて!こ〜んなにものびるよ〜」
先生、係の皆さまをはじめとした、沢山のかたが代々、受け継いでゆき、力を合わせて、子どもたちに本物のお餅つきを体験させてくださる。
我が子はそんな、数々の思いや努力には気づいていないかもしれませんが、まぁ、押し付けることはせず^^;、、、いつの日かふと思い出話に花が咲いたときには、
あなたは沢山の人に思ってもらってるのよ♪
なんて、しっかりと伝えられたらいいなと思う、欲張りな母なのでした。
ご馳走さまでした!