モンテッソーリあかねこどものいえ 保護者ブログ

園公認の保護者ブログです。複数人による共同投稿で園での様子や家庭での普段の子供達の様子をお届けしています。

あかねこどものいえ:園舎

さいたま市の私設保育施設

モンテッソーリ あかねこどものいえ

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尊重し合い、学び合い、育ち合う環境

前2回分のブログを読んでいて
あぁそうだったな~
あかねってこういうところだったな~
と思い出していました。

つい最近、他の保護者の方からも
こんな声を聞きました。↓

「同じクラスの中に、
3~6歳までの子どもたちが30人近くいて
それぞれが個々にしたいことをしながら
誰も人の邪魔をしないで順番を待ったり
お友だちのすることをじっと観察していたり
自分ひとりではできないところを、他の子がさりげなく手伝ってあげたり
できるようになったことを一緒に喜んだり

自分の目で見なければ
こんな状況、とても信じられませんでした!」

私もモンテッソーリ園を初めて訪れたとき
全く同じことを感じたんです。

この秘密は何だろうと思ったときに

子どもたちひとりひとりが
自分のしたいことを自分で選び、
こころゆくまで没頭して、
自分でその終わりを決める
ことを大切にされている、
保証されているからかな~と。

それは1、2歳児クラスでも全く同じです。

1歳でも2歳でも3歳でも、小さな頃から
自分の選ぶこと、決めることや
活動に没頭することを、
きちんと尊重してもらっていて

それと同時に
人が使っているものを自分も使いたいときは
ムリヤリ取らないこと、
「終わったら貸して」ほしいことを伝えて
終わるまで待つこと、
人が一生懸命していることは邪魔しないこと、
人のしていることを見て学ぶこと、
を先生方から、そのふるまいから教えてもらって

その積み重ねで
お友だちや小さな子のことも
同じように尊重することができるようになるんじゃないかな、と感じています。

だから30人がそれぞれバラバラのことをしていても、クラスの調和が成り立つんだと思うのです。

そのなかで、
自分が小さい頃は、お兄さんお姉さんたちに教えてもらったり手伝ってもらったりしながら
没頭して試行錯誤して、できるようになった喜びを味わい、
その自分ができるようになった喜びを、今度はまだ練習中のお友だちや、小さな子に教えたり手伝ったりすることで分け合う。

これって実はとても高度な人間関係ですよね。
嫉妬したり、いじけたり、ひねくれたり
ネガティブな感情がないんです。
すごくいい循環が生まれているなぁと感じます。

これは単に縦割りクラスだから、ということではないと思います。
縦割りも、一歩間違えば、大きい子やできる子が威張り散らして、まだできない子や小さな子が萎縮する、という悪い循環も起きかねませんので。

「尊重されて、尊重する」

大人も学びたいところだなぁと感じます。

バザーの準備の様子などを拝見していると
保護者の方々も、お互いを尊重し合い、学び合っている印象がありまして、すごく素敵なことだなぁと感じています(エラそうにすみません)

時にはお餅つきのように、大変な準備もあるかと思いますが…(今週の土曜日でしたっけ)

お父様お母様方が一緒に、助け合って尊重し合いながら準備している姿からも
子どもたちはまた多くのことを感じ取るのだと思います。
皆さまそれぞれお忙しい中でいつも御協力頂き、本当に頭が下がります。ありがとうございます。

K(元先生の方)


ちょうど個人ブログの方でも
「尊重」について書きましたので、よかったら合わせてお読み頂ければ幸いです。兄弟間の話です。
http://montessorilover.hatenadiary.jp/entry/20160113/1452681480