涙には、いろんな気持ち
今朝、体操着の下にスパッツを履くかどうかで悩んだ末、リビングの窓を
開けて気温を体感することにした娘。
ガラッと勢い良く開けた直後、目線が斜め下で釘付けになり、そのまま硬
直。
どうしたのか、と近づいて同じ所に目をやると、何と、我が家に毎晩現れ
るヤモリが、仰向けで倒れているのでした。その周りで、アリがウロウ
ロ。
それを見た娘は、
「どうしたんだろ?動かないよ」
と言い、キッチンに走って行きました。すると、一人で泣いている様子。
どういう状況なのか把握したようです。
それでも、
「きっと、アリさんのお家に行って、アリさんが治してくれるよね?」
と言うので、「それは有り得ないんだよ」と伝えると、「やっぱり…」と
つぶやき、それからは、号泣。
そこに、祖父の助け舟。
「お墓を作ってあげよう」
祖父が庭に埋め、土に帰っていく姿を見たせいか、落ち着きを取り戻しま
した。
手を合わせながら、
「また、◯◯んちに遊びに来て下さい」
と言っている言葉を、私としては、複雑な気持ちで聞いていました(苦笑)
体操着に着替えながら、
娘「なんかね、いろんな気持ちになったの」
私「へ〜、どんな気持ち?」
娘「わかんないけど(←多分、難しいと言いたかったのでは?)」
私「そっかぁ。いろんな気持ちかぁ」
娘「悲しいんだけど、いろんな気持ち。ママ分かる?」
きっと、心の整理したいんだろうなと思い、
「ヤモリさんが、可哀想とか?」
と声をかけてみました。
少し考えてから
「そう。もうヤモリさんに会えないとか…。
それから、◯◯がヤモリさん死んじゃって、可哀想とか思ったし、
ヤモリさんも(自身も)死んじゃって、
可哀想って思ったんじゃないかなぁって」
そっかぁ。沢山の気持ちを感じたんだね。
まだ五歳と思っていたけど、
『心は大人と同じ』
と仰った前園長先生の言葉を思い出しました。
となんだかんだしているうちに、9時を回り、慌しく家を出たので
すが、ふと、思い出したことがありました。
娘は、降園後の園庭では、よくアリを捕まえては、あんな事をしたり、
こんな事したりして(←どんな事かは、ご想像下さい。笑)、
私はキャーっと思う事が多々あるのですが、
それは別なのかしら?と思ったのでした(笑)
M
ちょっと暗いお話でしたので、写真だけは、明るいものを♪
このハイビスカスは、意外と丈夫で(←我が家の過酷な環境でも耐えています。笑)、何年も花を咲かせてくれています。