学童期の人間関係 幼児期を土台とした発展
学童期シリーズ、とりあえずラストです。
(長々と占拠して申し訳ありません、本当に)
勉強よりも友達関係の方が心配
という方もいらっしゃるかもしれませんね。
特にあかねみたいな小規模園から小学校に入る場合、同じ学校に行くお友だち自体が数人いればいい方で、ましてや同じクラスなんて…という感じで、全く初対面の人たちに囲まれた小学校生活が始まるわけです。
だけど、毎年の卒園児さんを見ていると、その不安がウソのように新しいお友だちがすぐにできて、楽しい小学校生活を送っているのもまた確か。
この力は何だろうな
どこからくるんだろうな
と考えたときに
人を信頼できる
自分を信じている
という心の根っこが力の源なんじゃないか
と感じます。
「あなたは大切な存在なのよ。
この世にひとりしかいない、
誰も代わりになれない、
かけがえのない存在なのよ」
という大事なメッセージを、日々の生活の至るところで~朝や帰りのご挨拶で、時には遊びの中のケンカの仲裁で、またはお誕生日会で~行動や態度や、時には直接ことばで、伝え続けて下さった先生方。
(実際に園長先生がこうおっしゃっている場面を何度も見ています)
お仕事や体操、リズムやお絵描き、
運動会にクリスマス会、その練習の日々。
毎日の中の
「自分でできるようになった!」
を受け止め続けた自分自身。
その気持ちを共有した周りのお友だち。
こういう体験が重なって
「人は信頼できる、大丈夫」
「自分はがんばれる、できる、大丈夫」
という気持ちが、本人も気づかない心の奥深くに、ちゃんと育って根づいているところに
家族ベースから友達ベースを求めるという発達段階の変化も加わって
新しい環境、新しい友達にも
なじんでいけるのではないかな、と感じるのです。
ひとつつけ加えておきたいのは
ベースが家族から友達に移るという変化は
ご家族の愛が大元の土台にあるから起こること。
たっぷりお友だちと過ごしたあとの
「聞いて聞いて、今日ね、、、」
という子どもの声に心を傾けながら、次のステージを温かく見守り、サポートして頂けたなら、子どもにとってこれほど幸せなことはないと思います。
さ、私の独壇場はこのくらいにして…
(いやほんと反省してますから)
きりん組の保護者の方々、在園児さんの保護者の方々、もし書き足りないことや書き残したことがありましたら、今のうちにどうぞ!
私は卒園式終了まで消えます。笑
O