モンテッソーリあかねこどものいえ 保護者ブログ

園公認の保護者ブログです。複数人による共同投稿で園での様子や家庭での普段の子供達の様子をお届けしています。

あかねこどものいえ:園舎

さいたま市の私設保育施設

モンテッソーリ あかねこどものいえ

公式ホームページ

学童期の子どもの発達

学童期のお話が出たので、そこについて私の分かる範囲で書こうと思うのですが、いろいろと書きたいことがあり、今から何やら長文の予感です。なので3部作くらいに分けるかもしれません。まとめて書くと書いてる本人が何が言いたいのか分からなくなってくるので、整理する意味合いも込めて。


まず、モンテッソーリの学童期は、6~12歳をさします。日本だとちょうど小学生の時期です。
その後は思春期(12~18歳)、青年期(18~24歳)と続きます。

乳幼児期を合わせて、子どもから成人するまで4ステージにわかれ、その4ステージ全て、全く違う性質です。

乳幼児期→学童期の子どもの変化は、

・家庭ベース→友達関係ベースの生活へ
・個人活動→グループ活動を好むように
・乳幼児期は心身ともに変化が大きく、情緒も不安定→身体の成長のしかたが安定するとともに、情緒も安定
・抽象的な思考が広がり、深まる。目の前に具体物がなくても、それまでの具体的経験と照らし合わせて頭のなかで絵を思い描ける。
道徳心が育ち、善悪の判断に敏感になる
・原因と結果 に興味を持つ。なぜ?がキーワード

など。
大人側としては、これらの変化を知っておいて損はないと思います。

ついこの間まで「おかあさ~ん/おとうさ~ん」にベッタリだったと思ったら、
「ただいまー!(ランドセルを玄関に放って)行ってきまーす!」と、友達と遊ぶことが何よりの楽しみになる(親としてはちょっとさみしい。っていうかランドセル片づけて~)

とか、

道徳心、正義感が育つにつれて妙に理屈っぽくなる(ように見える)。「どうして今の人、赤信号で渡ったの?」「何で大人はよくて、子どもはダメなの?」的な質問(詰問?)が増える。ちゃんと理屈で納得したい(が、大人にはその理屈っぽさが面倒になることがある)

とか、

こういう目に見える変化ですら、
こちらの心の準備がないと
「こないだまであんなに可愛かったのにな…」
とネガティブに感じがち。
でも実はとても喜ばしい変化なんです。
ちゃんと学童期のステージに上がって、人間の本来自然の発達を遂げているという証拠。(…と分かってはいても、という部分もありますが。笑)


ということをふまえて、

小学校に上がるお子さんがいらっしゃる方の心配事は、①子どもの友達関係 ②勉強のこと が主なのかな~と思いますので、そのふたつについて書いてみます。が、キリがいいので次回に回します。

今回は「乳幼児期と学童期は違う」ことだけ、
心のどこかに置いておいて下さい。


O(元先生の方 って毎回思うけど、先生って自分で言っちゃうのどうなの…でもOだけだと卒園児さんのお母様にもいるし…旧姓でもKさん在園児さんのお母様にいるし…悶々)